代表挨拶のページをご覧いただき、大変嬉しく思います。
このページは、ジジックスの代表である私、柚木良孔(ゆきりょうこう)が執筆しております。
当社のストーリーを交えつつ、ご挨拶をさせてください。
「経営」という言葉の意味
当社は、堅実な経営理念やビジョンに基づいて創業した企業ではなかったと正直に申し上げます。
多くの企業が感動的な創業話を誇る中で、私たちは自身の可能性を試しながら、真に情熱を傾ける仕事を追求するために創業しました。
当初は経営について深く考える必要性も感じず、「経営とは企業の業績を高めるための活動」という単純な信念をもっていたのです。
利己主義な経営者達
現在の当社は、メディア制作やWEBツール開発・運用を主軸とした事業展開を行っていますが、実はもともとは輸入商品の小売業者として創業しました。
日本国内にニッチなファンを持つヨーロッパの人気ブランド商品を取り扱うことで好調な滑り出しを果たし、当社は更なる成長を目指すようになりました。その過程で、物販事業の経営者たちが集まる会合やセミナーにも積極的に参加するようになりました。
しかしながら、そこで耳にするのは「○○でいくら儲けた」といったお金の話ばかり。
正直に申し上げると、物販ビジネスという業界は個人からでも手軽に参入できるため、経営者としての意識が低い人が圧倒的に多いと感じております。
お金を稼ぐことばかりに気を取られ、お客様が商品を購入する際に抱える問題やニーズを忘れてしまっている。そんなふうに思います。
もちろん当時の私も、「成功して会社を大きくしたい」という気持ちは人一倍ありました。
しかし、お客様の財布から如何にしてお金を抜き取るか、といった思考を展開する彼らを見て(もちろん比喩表現です)、心に大きく引っかかるものがあったのです。
私が目指す「経営」
時が経ち、様々な市場で活躍する経営者と接する中で、幸いにも私の中で本当に目指すべき「経営」というものが明確になっていきました。
本来は、創業前にしっかりと確立させるべき部分だったのでしょう。
しかし、私自身が実際に経営者として会社運営を行ってこなければ、経営という言葉の重みも、理念の大切さも、理解が及ばなかったことと思います。
そんな私がたどり着いた目指すべき「経営」とは、会社関係者(従業員とその家族、外注先・仕入先、お客様、地域社会)の全員が幸福を感じ、成長し続ける組織を築くことです。
会社の成長や売上の結果は、あくまでその使命の結果に過ぎず、会社関係者の幸福度が高まれば、業績も成長も、必然的に後から付いてくるもの。と考えるようになりました。
「世の中を変える」といった大きな活動は、まだまだ行える企業規模ではないものの、せめて会社に関わる人の幸せを創る経営を、ジジックスという会社の名のもと、誠心誠意行っていこうと思います。
ジジックスの話をするときには自然と皆が笑顔になる、そんな会社を目指します。
最後に
このような考えに至ることができたのは、幸いにもご縁をいただくことができた、会社関係者である皆さまのおかげです。
日々のお仕事において、皆さんのご支援とご協力があってこそ成長していけると、強く強く実感しております。
この場を借りて、心から感謝を申し上げます。
今後とも、より良い未来を共に築いていけることを楽しみにしております。