正しい読点の使い方

正しい読点の使い方

読点の打ち方に、絶対的なルールはありません。

文章を読みやすくすることを目的に、基本的にはどこに打ってもいいとされています。

しかし、何かしらのルールを持っておかないと記事に統一性を持たせることができませんので、当社では公用文(国が発行する文書)の読点の使い方をレギュレーションとします。

主語の後に読点を打つ

ソーラーカーポートは柱と屋根だけの簡易版の車庫のようなものです。
ソーラーカーポートは、柱と屋根だけの簡易版の車庫のようなものです。

主語が複数ある文では主語の後に読点を打たない

太陽光発電は、家計を支えることに繋がるが、住宅によっては、設置ができない。
太陽光発電は家計を支えることに繋がるが、住宅によっては設置ができない。

主語を含んだ文であっても重文である場合は読点を打たない(第1文の区切りに読点を打つ)

※ 重文(じゅうぶん)とは、主語と述語をそなえた部分を二つ以上含む文を指します

日が、差して、太陽光発電が、電気を生む。
日が差して、太陽光発電が電気を生む。

主語の後の格助詞「が」には読点を打たない

太陽光発電の設備が、台風で飛ばされた。
太陽光発電の設備が台風で飛ばされた。

名詞を2個列挙するときは名詞の後に読点を打つことができる(打たなくてもよい)

蓄電池や、ソーラーパネルは、高額な買い物です。
蓄電池やソーラーパネルは、高額な買い物です。

どちらでも良いので、文言の長さなどに合わせて、読みやすいほうを選択してください。

こちらの読点ルールについては、公用文に記載がなかった部分です。

名詞を「」で区切る場合は読点を打たない

太陽光発電は、「モジュール」、「パワコン」、「分電盤」、「接続箱」などから構成される。
太陽光発電は、「モジュール」「パワコン」「分電盤」「接続箱」などから構成される。

接続詞の後に読点を打つ

しかし高さを増やすと費用が高くなるので注意しましょう。
しかし、高さを増やすと費用が高くなるので注意しましょう。

文の先頭で接続詞を利用した場合でそのすぐ後に短い主語が続く場合は読点を省略できる(打っても打たなくても良い)

また、太陽光発電は、中古の設備を購入する選択肢もある。
また、太陽光発電は中古の設備を購入する選択肢もある。

ここはどちらでも良いので、シーンによって使い分け、読みやすいと感じたほうを利用ください。

文の先頭の接続詞の後には点を打つが文の先頭の副詞の後には読点を打たない

接続詞と副詞を混同しがちなので、お気をつけください。

文の先頭が接続詞の後には読点が必要ですが、文の先頭が副詞の場合には読点は不要です。

以下に記事執筆でよく使う接続詞ならびに副詞をまとめましたので、ご覧ください。

以下に記載のない言葉については、goo辞書にて検索すると、ある程度は答えが出てきます。

接続詞の例(読点必要)

  • もしくは、
  • それとも、
  • あるいは、
  • ちなみに、
  • そして、
  • さらに、
  • また、
  • だから、
  • それで、
  • したがって、
  • しかし、
  • だが、
  • それでも、
  • つまり、
  • 要するに、
  • なぜなら、
  • ところで、
  • さて、
  • では、
  • なお、
  • とはいえ、

副詞の例(読点不要)

  • 例えば
  • それぞれ
  • まずは
  • もちろん
  • ぜひ
  • 仮に
  • 特に
  • 常に
  • もし
  • もしも
  • まるで
  • しっかり
  • はっきり
  • とても
  • かなり
  • 少し
  • ちょっと
  • もともと
  • あくまで
  • きっと
  • とりあえず
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